幼保連携型認定こども園

学校法人尾上幼稚園

いのちを大切にし、
ありがとうの言える子ども

 尾上幼稚園は、1915(大正4)年に、浄土真宗本願寺派の福井別院(西別院)境内地に設立され、1974(昭和49)年に学校法人に認可された歴史ある幼稚園です。2020(令和2)年4月からは、幼保連携型認定こども園として新たな歩みを始めています。
 本園は、“まことの保育”(仏教保育)を教育理念として保育を行っています。それは、子どもたちはみんな仏の子であり、人にはもちろん、あらゆるものへの思いやりの心、感謝の心など、豊かな人間性をもつ子どもを育む保育です。
 “いのち”を大切にし、ありがとうの言える子ども、友だちと仲良く遊べる子ども、自分で考えて行動し最後までやり抜こうとするたくましい子ども、そんな一人ひとりの子どもたちと一緒に、保護者も教職員も育てられていく保育を目指します。

尾上幼稚園 園長
嶋津 弘隆

遊びを中心として

 幼児期は 「人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ」と、ロバート・フルガムが言ったように、人格を形成するうえでとても大事な時期です。

 家族と子の関係を基軸として、大勢の子どもたちとの集団生活によって社会性が育っていきます。一人ひとりの個性や特性を大切にし、常に見守り一緒にいることで自己肯定感が育ち、同時に他者に対する思いやりの心が育ちます。生き生きとした生活をする中で、自分で考え行動する力が養われ創造力が培われていきます。多くの多様な体験をすることで、豊かな感性が育ちます。こうした、意欲、協調性、粘り強さ、忍耐力、計画性、自制心、創造性、コミュニケーション能力などと言うような非認知能力を養うのが幼児期の遊びです。

 そこで、本園では遊びを重視した保育を行っています。遊びながら子どもたちは困難に立ち向かい失敗し時には挫折しながら、それでももっと楽しみたいと意欲を燃やします。子どもたちが十分に遊べるしっかりとした環境を整え、さまざまな体験をさせてあげたいと考えています。幼児期に十分に遊んだ経験が、小学校での学習の基礎となるだけでなく、生涯にわたって心豊かな生活を送る基礎となるのです。